カラダや性にまつわる「しかたない」とされてきた我慢やモヤモヤを、
「しかたなくない」ものにするために、
今を生きる人たちが感じているリアルな「しかたない」を知る意識調査を
「カラダ・性・働き方」の3つのテーマで実施いたしました。
第三回は、働き方にまつわるしかたないについて
スマルナユーザー885人にアンケートを実施しました。
(2021年10月実施)
※スマルナとは、生理や避妊に関する悩みを持つ方と医師や助産師、薬剤師などの
医療専門家をつなぎ、オンライン診察やピルの処方の相談を受けることができる
プラットフォーム。
Q1.職場でどんなジェンダーギャップを感じたことがありますか?
女性の出世はほぼ絶望的な点。 結婚後、旧姓の利用を認めない点。
彼女がいることに嫌悪感を示される。
結婚したいと意思表示すると、「将来妊娠して働けなくなるリスクがあるから」と、役職に選んでもらえない。
昇進するのは、男ばかり。
男性はこの仕事、女性はこの仕事、と分かれていること。 職場の作業服が男女別なこと。
同じ正社員を希望していた同期の男性だけが正社員になれた。自分には正社員の打診もなく、周りからは「あの子は男性だから」との理由を言われた。
女性職員もいる会社だが、生理休暇がなく、生理が理由での休みは言い出しにくい。
電話応対で「女では話にならない。男を出せ」と言われることが時々ある。
営業職なのに、女性だからという理由で(女性の多い)事務職の仕事を一部担わされそうになった。きちんと理由を伝えてお断りした。女性社員だからという理由で、男性社員より担当する顧客数を少なくされたことがある。
メンズライクな洋服が好きでよく着ているのですが、「女の子なのにメンズ物着てるとかありえない」と言われました。 女の子なんだから〜と言われることが多く、女はメンズ物を着てはいけないのか? なぜ性別が違うだけで服装まで言われなくてはいけないのかと思いました。
男性の育児休業の取得率の低さ(最近男性で育児休業を取っている方もいたが、職場の中堅以上の立場の方なので仕事の関係もあり数日が多い)
「デザインセンスや美的センスがあること=女性らしい」という決めつけ。 女性の最終目標は「家庭や主人に尽くすこと」という考え方の押し付け。
男性中心の縦社会の医療職の為、同期の男性と同じ失敗をしても処分が違った。
法律系の企業であったが、女性は内勤業務で男性は外勤業務と暗黙のルールがあった。
ちょっとした広報の場で写真に写った男性が、「こういうのは僕みたいなのじゃなくて女性が写った方がいいのに」と発言。「なんで?」と思った。
妊娠はおめでたいことなのに、仕事で迷惑をかけることを申し訳なく思う。生理前や生理中に具合が悪くなる若い子が多く、ピルを飲んでいてもコントロールが難しそう。
「働くママの両立を応援」など、家事育児を頑張ることを女性にばかり無意識に求められる。